どのように東京を捉えるのか
電線網や地下インフラ、街角のベンチや郵便ポスト、そして時に立ち上がる喫煙所のような設備——。都市の風景を支える物理的な「モノ」は、しばしば規格化され、均質化の象徴として扱われがちです。Tokyo Mono は、グローバリゼーションの奔流のなかで均質化と語られがちな現代の都市の固有性に、こうした「モノ」を切り口に迫る試みです。
Tokyo Mono No.1
喫煙所はいかに東京を生きるのか
白いガラス箱、駅前の路地、オフィスビルの隙間。何気ない都市装置を切り口に、東京で生きることを編み直す一冊です。
電線網や地下インフラ、街角のベンチや郵便ポスト、そして時に立ち上がる喫煙所のような設備——。都市の風景を支える物理的な「モノ」は、しばしば規格化され、均質化の象徴として扱われがちです。Tokyo Mono は、グローバリゼーションの奔流のなかで均質化と語られがちな現代の都市の固有性に、こうした「モノ」を切り口に迫る試みです。
いかに規格化されたモノであっても、東京で物理的な体積をもって生きるには、地形や都市構造といった「物理的制約」、法規制などの「制度的制約」、長い時間のなかで蓄積した「歴史的文脈」との交渉を余儀なくされます。その具体的な配置のあり方にこそ、東京の唯一の個性が現れる——シリーズ名「Tokyo Mono」は古代ギリシャ語 monos(単一の、唯一の)に由来します。